プロテオ検査

遺伝子検査ではありませんが、がんのリスクを調べる方法の一つにプロテオ検査があります。

対象となるがんは、膵がん、肺がん、乳がん、胃がん、肝がん、大腸がん、舌がん、甲状腺がん、腎臓がん、前立腺がん、子宮がん、卵巣がんなどの固形がんで、体内にがんが発生した場合に血液中に微量溶け出すがん関連物質を、新型バイオチップであるプロテオ®を用いて測定・数値化し、がんのリスクをA(リスク低)・B(要観察)・C(リスク高)の三段階に分類・判定します。

遺伝子検査との比較

  • 約1週間で結果が出ます。(遺伝子解析が必要ないため)
  • 検査に用いる血液は4~5滴とごく微量で済みます。
  • がんの種類までは同定できません。

がん関連物質:
DNAを含むタンパク複合体(ヌクレオソーム推定)はプロテオⓇチップに形成された新規物質、過酸化銀メソ結晶と反応し吸着されます。これを蛍光顕微鏡で見る事で、がんを検出する事が可能です。血中遊離がん関連物質の結晶はアポトーシスに関連する細胞由来の物質のため、良性疾患(がんになっていない人)や良性腫瘍には含まれる量は少なく、がんには特異的に多く含まれる特徴があります。