
過去のブログで、施術溶液の全成分が分からないと書きましたが、

日本でも化粧品としての認可が下り、成分表記が出るようになりました。

A液:水、ベオノール、乳酸、EDTA 2Na、グリセリン、カプリルヒドロキサム酸、アラニン、αアルブチン、シャクヤク根エキス、PG、スフィンゴ糖脂質、アスコルビン酸、エチルヘキシルグリセリン、グリコール酸Na、セリン、1,2-ヘキサンジオール、ブドウ種子油、BG(ブチレングリコール)、キサンタンガム、ヒドロキシアセトフェノン、アルギニンHCI、グリチルリチン酸、アラントイン、リンゴ酸
B液:水、カミツレ花エキス、アシエキス、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Na、パンテノール、イチョウ葉エキス
唇のローマピンクの施術は、このA液とB液を混ぜて唇に塗布します。
マイルドですが、ピーリング成分が含まれていました。
✅ ピーリング作用をもつ成分(A液に含有)
1. 乳酸(Lactic Acid)
- 分類:AHA(アルファヒドロキシ酸)
- 作用:角質をやわらかくし、古い角質を除去する働きがあります。肌のターンオーバー促進、くすみ改善にも有効。
- 特徴:AHAの中でも刺激が比較的マイルドで、保湿効果もあるため、敏感肌にも比較的使用しやすい。
2. グリコール酸Na(Sodium Glycolate)
- 分類:グリコール酸のナトリウム塩
- 作用:グリコール酸(AHA)は乳酸よりも分子量が小さく、皮膚への浸透性が高く、より強力な角質除去作用をもちます。
- 注意点:皮膚刺激が出やすいこともあるため、濃度やpHバランスが重要。
3. リンゴ酸(Malic Acid)
- 分類:AHAの一種(フルーツ酸)
- 作用:マイルドなピーリング効果があり、角質除去や美白、くすみ改善、皮脂バランス調整などに有効。
- 補足:ほかのAHAよりもやや刺激が少なく、補助的に使われることが多い。
⛔ B液にはピーリング成分は含まれていません
B液の成分(カミツレ花エキス、ヒアルロン酸Na、パンテノールなど)は保湿・抗炎症・肌の修復にフォーカスしており、角質剥離作用はありません。
ローマピンクリップ用は、
A液でマイルドピーリング + B液で保護
みたいな感じなのでしょう。
そして、施術後はアフタークリームで維持していく感じですね。