味覚障害

抗がん剤治療中の患者さんの5-6割で味覚障害の副作用が生じると言われています。原因は抗がん剤によって舌にある味を感じるセンサーの役割をする味蕾(みらい)の細胞が影響を受けたり、味蕾の細胞を作るのに必要な亜鉛の吸収が妨げられたりして起こると考えられています。

症状は様々で①食べ物の味が感じにくい②食べ物の香りが分からない③口の中で嫌な味がする④口の中が苦いなどが主にみられます。

また味の感じにくさで言うと、うま味や塩味が最も感じにくくなるため、みそ汁や醤油の味が分かりにくくなります。逆に酸味や甘味は障害されにくいので、酸っぱいものや甘いものだと大丈夫という人が多いです。

味覚障害の治療法で確立されたものはありません。多くの場合、抗がん剤投与から2週間ほど経てば味蕾が再生してくるため、それを待つというのが現状ですが、下記のような対策で改善することがあります。

①②のように、嗅覚とともに味覚の感覚が低下している場合には、亜鉛不足の可能性があり、亜鉛含有製剤を内服することで回復する方がいます。ただ、亜鉛含有製剤は保険の適応外となることがあるので、主治医と相談が必要です。

一般的な保険診療での処方例:亜鉛含有製剤…ポラプレジンクOD錠75㎎、プロマックD錠75

③④は抗がん剤投与直後から数日にかけて起こり口腔内の乾燥を伴うことが多いです。抗がん剤が唾液に溶けだして苦みを感じさせる場合には、こまめにうがいをしたり、飴をなめたり、ティッシュペーパーなどで舌をぬぐうなどして、唾液中の抗がん剤の濃度を下げます。

濱元誠栄院長

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