
【再発・転移がん】免疫療法で血液中のがん細胞が消えた!


こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。
あるがんの再発(ステージ4)の患者さんで、血液中からがん細胞が消えたであろう症例を経験しました。
この患者さんは、初めに手術し、その後抗がん剤治療をしていましたが、今は抗がん剤治療を拒否し手術後再発するたびに手術で切除しています。
抗がん剤はしたくないけど、免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬ならということで、遺伝子パネル検査を希望されました。
ただ、某がんセンターがこの方の手術検体を提供してくれず、自費で血液でパネル検査を行うことになりました。
膵臓がんで行うEUS-FNAなど、手術や針生検のように多量の組織が採取できない場合には、血液で行い、これをリキッドバイオプシー(液体生検)とも言います。
リキッドバイオプシーは血液などを採取するだけなので、体への負担が少ないです。
また、組織だと診断時の古い検体が使われることがほとんどで、診断当時の古い遺伝子の情報しか得られないのですが、がん治療の経過が長くなるにしたがって変異も増えるので、より最新の情報を得ることができるリキッドバイオプシーが有利になります。
リキッドバイオプシーは何度でも繰り返すことができ、病変が悪化した時などその都度その都度検査を行うことができます。
*リキッドバイオプシーについては、がんセンターのコチラも参照に
唯一のデメリットとしては、血液中のがん細胞(DNA)の量が不十分な場合には、正確な検査結果が得られない場合があるということがあります。(そのため、リキッドバイオプシを行う4‐6週間前から抗がん剤を中止しなければなりません)
ちなみに、保険適応で行えるリキッドバイオプシーは
Guardant(ガーダント) 360 CDx
Foundation One(ファウンデーション・ワン) Liquid CDx
の2種類がありますが、自費だとベンチャー企業も含めて何種類かあります。
話を戻します。
この患者さんは、再々々発で、腹膜や肝臓に転移があり手術を行う予定でした。
最初に再発した以降抗がん剤治療をしていないので、がんセンターでは保険適応のパネル検査をしてくれません。自費もやってくれませんでした。
という訳で、手術前に自由診療の遺伝子パネル検査を行ったのですが、
必要量のDNAが検出されず、検査不可
という結果になりました、、、
バリバリ再発しているし、抗がん剤治療もしていないし大丈夫だと思っていたのですが、DNA検出されず。。。
あっ!
もしかして、免疫療法のせいかも…
患者さんは、再発が分かってから当院で1年間6種複合免疫療法を行っていました。
既に分かっている転移巣はわずかに大きくなったものの、新たな転移巣は出現せず、これは免疫療法によって抑えられていたと考えています。
それで、血液中にもがん細胞やDNAが無かったのか、、、
手術後の病理でも、特にがんが暴れている様子はなく、大人しくしているという結果でした。
やはり免疫療法が効果的だったのだと思います。
これからは、免疫療法後もしばらくは間を空けないといけないかもしれませんね。
さて、当院では8月1日より新たな遺伝子パネル検査を導入します。
韓国でNo1のシェアを誇る、AlphaLiqidという遺伝子パネル検査です。
検査する遺伝子数はメジャーな118種類で十分な量があります。
価格は 44万円(税込)と、他の自費パネル検査より安いです。
しかも検査場が韓国にあるので、アメリカに送ったりするよりも速いですし、結果も最短10日で出ます。
導入記念として、2025年8月-10月は44万円→38.5万円に割引します。
遺伝子パネル検査が気になっている方はぜひ!
この検査を行うのに一番良いタイミングは、ステージ4のがんと診断されて初回治療に入る前です。
初回治療に入るまでに、今の遺伝子異常を知っておくことで、今後の治療に有利になることがあります。
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