
がんステージ4=末期がんは誤解!希望を持って生きるための10の知識
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濱元誠栄院長こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。
今回は「がんステージ4の方に知ってほしい10の知識」というテーマでお話しさせていただきます。
「ステージ4」と告げられた時、多くの方が絶望的な気持ちになるかもしれません。
しかし、これは決して「末期」と同じ意味ではありません。
今日は、希望を持ってこれからの道を歩むためのガイドとして、知っておいてほしい10の知識をお伝えします。
ステージ4 = 末期ではない

まず知ってほしいのは、「ステージ4」は遠隔転移がある状態を指す分類だということです。
ステージ4だからといって、生命予後が限られている「末期」とは異なります。
実際にステージ4と診断されても、長く元気に生活されている方は大勢いらっしゃいます。
厚生労働省による末期の定義は「治療に反応せず、根治が困難で生命予後が限られた状態」とされています。
基本的には、標準治療ができなくなって余命宣告された状態のことを指します。
「共存」への目標シフト
これまでは「完治(がんをゼロにする)」だけが目標だったかもしれません。
しかし、ステージ4においては、目標を「共存」へと切り替えることが大切です。

がんを抑え込み、生活の質(QOL)を維持しながら長く生きる。
この持続可能なアプローチを選ぶことで、治療の選択肢が広がり、心に余裕が生まれます。
標準治療は最良の選択
「標準治療」という言葉を聞くと、どこか“並の治療”のように感じるかもしれません。
しかし、それは間違いです。
標準治療とは、世界中の膨大なデータに基づき、現時点で最も効果と安全性が証明されている「最高水準の治療」のことです。

ネット上の不確かな自由診療に惑わされる前に、まずは信頼できる標準治療を軸に据えることが重要です。
緩和ケアは支えである
緩和ケアは“最後に行く場所”ではありません。
診断直後から不安や落ち込みをケアし、痛みや吐き気を抑えることで、普段通りの生活を守るためのものです。

治療と並行して早期から受けるのが、現代の医療における常識となっています。
がんゲノム医療の広がり
医療は進化しています。現在は遺伝子変異に合わせた個別化医療(プレシジョン・メディシン)が普及し始めています。

分子標的薬や免疫療法の拡大により、特定の遺伝子変異が見つかれば、劇的な効果を得られる可能性も増えています。
セカンドオピニオンの権利

納得して治療を選ぶために、セカンドオピニオンを大いに活用しましょう。
これは主治医を裏切る行為ではなく、別の専門的視点から可能性を確認し、納得して治療を受けるための前向きなステップです。
情報を極める力(リテラシー)

不安な時ほど「奇跡」という言葉に惹かれがちですが、医学的根拠のない極端な体験談には注意が必要です。
国立がん研究センターの「がん情報サービス」など、公的機関の信頼できるソースを基準にしてください。
エビデンスのない高額な自由診療は、経済的負担だけでなく、適切な治療機会を逃すリスクもあります。
生活習慣にこだわりすぎない

過度な食事制限はストレスになり、体力を奪います。美味しく食べて体力を維持することが一番です。
また、散歩程度の軽い運動や、がんを忘れる時間を意識的に作って脳を休ませることも、免疫力の維持に有効です。
孤独にならない環境づくり

一人で抱え込まないでください。家族や友人、患者会、がん相談支援センターなど、心を吐き出せる場所を多く持つことが、治療を続ける力になります。
頼れる場所は多ければ多いほど心強くなります。
経済的な支援制度

日本には、医療費の自己負担を抑える高額療養費制度や、生活を支える傷病手当金、障害年金などの公的制度が整っています。
お金の不安がある時は一人で悩まずに、病院のソーシャルワーカーへ相談しましょう。
最後に

病気と向き合うのは、あなた一人ではありません。看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなどの医療チーム、そして周囲の仲間があなたを支えています。
「甘えられる時は甘え、頼れる時は頼る」、その姿勢こそが治療を長く続けるための秘訣です。













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