
濱元誠栄– Author –

1976年宮古島市生まれ。宮古島市立久松中学から鹿児島県のラ・サール高校に進学。鹿児島大学医学部を経て沖縄県立中部病院で研修医として勤務。杏林大学で外科の最先端医療を学んだのち再び沖縄県立中部病院、沖縄県立宮古病院、宮古徳洲会病院に外科医として勤務。2011年9月に上京しRDクリニックで再生医療に従事した後に、18年7月にがん遺伝子治療を専門とする銀座みやこクリニックを開院。
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パーキンソン病治療に希望の光が!iPS細胞移植による改善研究
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 こんなニュースがメディアを賑わせていました。 iPS細胞でパーキンソン病改善、脳に移植し6人中4人…京大病院発表・年度内にも承認申請へ 京都大学医学部附属病院のニュースリリースも参考に https:... -
【半夏瀉心湯】口内炎には漢方薬がよく効く! ~大事なのは濃度です~
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 第125回日本外科学会のセミナーで、最もためになったのがこちら 先日は、末梢神経障害に対する牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)のお話をしました。 https://gmcl.jp/cipn/ 今回は、口内炎に対する半夏瀉... -
歯周病菌が膵臓がんの予後を決める?!
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 第125回外科学会にこんな演題がありました。 膵臓がんの組織内で腸内細菌が検出されたり、歯周病菌が抗がん剤の効果にも影響を与える可能性があることはこれまでに分かっています。 *歯周病菌ががん組... -
【牛車腎気丸】抗がん剤のしびれに漢方薬を効かせる!!~大事なのは飲むタイミング~
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 先日、仙台で行われた第125回日本外科学会に参加してきました。 1日だけの参加だったので、演題を絞って聞いてきたきたのですが、『がん漢方』の話がすーーーごく面白くてためになりました。 こういった... -
前立腺のオリゴ転移には積極的な放射線治療が重要
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 ASCO(米国臨床腫瘍学会)の会議でこんな発表がありました。 オリゴ転移のある前立腺癌に転移巣局所治療と標準治療は標準治療のみに比べて有意に予後を改善【ASCO GU 2025】 多くのがんで、遠隔転移があ... -
【新しい免疫療法】キラーT細胞を活性化する改変エクソソームの開発に成功
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 金沢大学からこんなニュースリリースがありました https://www.kanazawa-u.ac.jp/rd/161561 難しいお話しなので、簡単に。 細胞間の情報伝達に使われるエクソソームという物質があります。 このエクソソ... -
早期膵臓がんを85%の精度で診断する最先端血液検査PAC-MANNとは?
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 血液検査で、膵臓がんを早期発見できるかも?という記事を見つけました。。 最先端血液検査PAC-MANN、早期膵臓がんを85%の精度で診断 膵臓が分泌する消化酵素プロテアーゼを測定することで、膵臓がんを... -
太極拳が肺がん治療の成功率を上げる!
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 こんな論文を見つけました。 Effectiveness of Aerobic Exercise and Tai Chi Interventions on Sleep Quality in Patients With Advanced Lung Cancer: A Randomized Clinical Trial 日本語訳すると、... -
キイトルーダが点滴から皮下注射に変わる!?(免疫チェックポイント阻害薬)
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 がん治療において革命を起こしてきた免疫チェックポイント阻害薬。 その中心となっているのが、キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)です。 キイトルーダは点滴で30分ほどかけて投与するのですが、... -
【イミフィンジ】限局型小細胞肺がんに新薬が登場!
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 以前のブログで紹介した、小細胞肺がんの新しい治療が2025年3月に承認されました! ブログはコチラ https://gmcl.jp/lungcancer25/ 承認されたイミフィンジによる維持療法 限局型小細胞肺がんでは、初め... -
【難しい】がん患者さんにどう接すればよいのか?!コミュニケーション問題
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 こんな記事がありました がん闘病中の【梅宮アンナさん】「患者のことを考えるなら、お見舞いは高級なお菓子よりも…」 記事の中で 私自身、がんを公表してから、多くの人に声をかけてもらいました。その... -
【褐色細胞腫】原因不明の頭痛や動悸、10か所目の病院でがんの告知受けうれし涙…
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 Yahoo!ニュースに、こんな記事がありました。 原因不明の頭痛や動悸、10か所目の病院でがんの告知受けうれし涙…「希少がん」と闘い発信する44歳 大元の読売新聞の記事 ↓↓ https://www.yomiuri.co.jp/... -
【ミラクリッド】放射線治療による口内炎を予防する薬剤
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 頭頚部がんの主な治療法は手術もしくは放射線治療です 放射線治療の場合は照射野に口腔内が入るので、口内炎(口腔内粘膜炎)などのトラブルが必発します それらを予防する方法は今のところなく、日ごろ... -
【ツカチニブ】HER2陽性乳がんに期待の新薬が承認申請!
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 2025年3月にHER2陽性乳がんで期待されている新薬ツカチニブが承認申請されました! ツカチニブは、アメリカでは2020年に承認されており、日本では約5年遅れでやっと申請されました、、、韓国では2023年... -
【PT0101】乳がん患者で抗がん剤治療への“耐性”を抑える新薬開発!
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 こんなニュースがありました https://www.med.osaka-u.ac.jp/archives/42863 進行した乳がんの治療では抗がん剤が使われますが、抗がん剤はいずれ耐性ができて効かなくなります。 乳がん細胞が抗がん剤... -
メトホルミンはがんに効くのか効かないのか?
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 以前、このブログでメトホルミンが効いたかもしれない症例を紹介しました https://gmcl.jp/metforminnivo/ ただ、がん種や研究によっては効かないという報告もあり、実際どうなのかは結論が出ていません... -
【イボネスシマブ】中国が開発したキイトルーダを超える驚きの新薬
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 今、中国はがん領域で様々な薬剤を開発しています 大腸がんでは、昨年中国で開発されたフリュザクラという抗がん剤が承認されました https://gmcl.jp/colorectalcancer2024/ 今度は、肺がん領域で常識破... -
【希望】進行がん、ステージ4でも治療を継続すれば5年生存率が上昇する!
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 こんなニュースがありました 進行がん、診断早期を乗り切るとその後の生存率上昇 初の「サバイバー5年生存率」 サバイバー5年生存率という言葉を初めて耳にしたという人もいると思います サバイバー5年... -
【テビムブラ】久しぶりに食道がんに新薬が登場!(2025年2月)
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 久しぶりに食道がんの新薬が登場しました 抗PD-1抗体薬テビムブラ https://gantaisaku.net/rationale-306_jpn/ 現在発売されている抗PD-1抗体薬には、オプジーボ、キイトルーダ、リブタヨがあります そ... -
【朗報】テブダック(チソツマブベドチン)-子宮頸がん期待の新薬が承認
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 子宮頸がんに新薬が承認されました! https://gantaisaku.net/innovatv301/ 以前アップした治療ガイドによると https://gmcl.jp/uterinecancer24-25/ 今はこのようなフローになっている治療が こう変わ...