
コロナ感染・コロナワクチンでがんが消えた?!


こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。
先日、こんなニュースがありました。
もうコロナ感染症は存在しないという人もいますが、今でも感染者ちょこちょこいて、ICU管理になるくらい重症化しているケースもあります。
また、今もコロナ感染の後遺症やコロナワクチン接種の後遺症で苦しんでいる方もいて、世界にも人々にも多くの深い傷跡を残しました。
その一方で、がん患者さんで恩恵を受けた人もいます。
コロナ感染・コロナワクチンでがんが消えた人がいるというのです。
その論文をご紹介します。
日本語に訳すると、『コロナ後のがんの自然寛解:パンデミックからの洞察とがん治療への可能性』でしょうか。
16例の寛解報告があり、10例(66%)は血液のがんのものでした。
血液のがんの方が、血液中での免疫反応がダイレクトに作用して効きやすいのかもしれません。
残りの6例の固形がんを紹介します。
①71歳男性 腎がんステージ4
コロナ感染中に転移巣の縮小が見られ、6か月後も維持。
②58歳男性 腎がんステージ4
コロナ感染中に肺転移の縮小が見られ、4か月後も維持。
③65歳男性 大腸がんステージ4
コロナ感染中に肝転移巣の縮小が見られ、18か月後も完全寛解を維持。
④58歳男性 大腸がんステージ4
コロナ感染後に肝転移の縮小が見られ、無治療のまま23か月後も増悪なし。
⑤60歳女性 大腸がんステージ4
コロナ感染中に肺転移と腹膜播種が縮小したが、2か月後に再増大した。
⑥61歳女性 唾液腺筋上皮がん
コロナ感染中に肺転移が縮小、無治療のまま9か月後も縮小を維持。
感染の詳細までは分からないケースが多いですが、⑥の症例はワクチン接種後7日間高熱が続き意識混濁まであったようです。
コロナは感染したりワクチン接種で免疫が暴走し、後遺症を残すこともありますが、このように免疫が活性化することでがん患者にとって良い反応となることもあるようです。
人によっては丸山ワクチンが効果を発揮することもあるようです。
体力との兼ね合いもありますが、免疫を活性化させる方法として当院では
①アンサー20皮下注
丸山ワクチンと同成分が10倍濃度含まれている製剤です
費用:6,600円/回 毎週投与
②ピシバニール皮下注射
A群溶血性連鎖球菌の弱毒株をペニシリンで処理した製剤
費用:11,000円/回 2-4週ごとに投与
以上の方法があります。
①は副作用がほとんどないので、どんな患者さんでも使えます。
②は高熱が出る場合があるので、体力が弱っている方や遠方の方には向きません。
患者さんに合わせた選択をします。
やっぱりがん治療で重要なのは免疫なんだなと、つくづく思います。
そういえば、昨年レプリコンワクチンが話題となっていましたね、、、
もう聞かなくなりましたが、どうなっているんでしょう??
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