グルタチオン点滴

グルタチオンは、生命維持に欠かせない3種類のアミノ酸が結合した化合物です。グルタチオンの働きはたくさんありますが、主要な働きとして「抗酸化」「解毒」があります。

体内で発生した活性酸素や過酸化水素を消去し、体のサビを取ってくれる(=抗酸化作用)ので、アンチエイジングに幅広く用いられています。

また、薬物や毒物などを細胞外に排出する働き(=解毒作用)があるので、重金属や薬物(アルコールも含む)の解毒治療としても用いられています。

グルタチオンは、アスパラガスやブロッコリー、ホウレン草、アボカド、牛レバー、赤貝などに多く含まれていますが、食品だけでは十分な量を摂取するのが難しいため、当院では点滴での使用を勧めています。

改善が期待される症状・効果

疲労回復慢性疲労やストレスにより生じた酸化物質を除去します。美白効果抗酸化作用で、「メラニンを作らせない」「メラニンを黒くしない」ように働くため、シミやくすみ、色素沈着などに効果があります。白玉点滴とも言われます。

肝臓機能改善肝臓は薬物やアルコールなどを解毒する働きをしており、グルタチオンでその働きを助けてあげることで肝臓の負担を減らし、肝臓機能を回復させます放射線治療に伴う副作用放射線を照射すると、細胞のDNAが傷つくだけでなく、活性酸素が生じて、それ自体も細胞を傷つけます。

グルタチオン点滴は活性酸素を除去することで放射線治療の副作用である白血球減少や放射線酔いを軽減させます。

考えられる副作用

まれに一過性の頭痛や吐き気がでることがありますが、点滴終了後おさまります。

グルタチオン点滴は国内承認薬を用い、肝機能の改善やじんま疹、肝斑といった適応以外にも、医師の責任において慢性疲労や抗酸化目的でも使用しています。

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