脱毛

抗がん剤の副作用として、多くの人が想像するのが脱毛ですが、すべての抗がん剤で起こるわけではありません。脱毛は髪の毛だけでなく、まつげ、眉毛、鼻毛、体毛などでも起きます。

脱毛が起こる抗がん剤を使用した場合、初回治療の2-3週間目から起こり始めます。脱毛は一時的な副作用で、抗がん剤を中止した後、3か月から半年で生え始めます。

脱毛を抑制する方法

頭皮冷却法
抗がん剤を投与する際に、頭部を冷却し血管を収縮させることで、頭皮(毛根)に回る抗がん剤の量を減らし、脱毛の程度を抑えます。

αリポ酸誘導体
抗がん剤が毛根に炎症を起こすことで脱毛が生じるとされています。αリポ酸を頭皮に塗ることで、炎症を抑えて脱毛を抑制すると考えられています。アデランス社の®ヘアリプロメディアルファで臨床研究の報告があります。

培養上清液頭皮内注入
炎症を抑えるTGF-βや、発毛に関わるKGFなど様々なサイトカインが含まれている培養上清液を、直接頭皮内に注入することにより、発毛を促します。

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