がん細胞は生き残りをかけて免疫系を乗っ取る

濱元誠栄院長

こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。

こんなニュースがありました

がん細胞が自らの異常なミトコンドリアで免疫系を乗っ取り、生き残りをはかっている

ミトコンドリアが免疫系を乗っ取るって、どういうこと??

って、思いましたが、こんな風に細胞間を移動できるようです、、マジですか、、、(画像をクリックするとリンク先に飛びます)

で、がん細胞のミトコンドリアがT細胞に移動することで、T細胞が弱ってしまうようです

がん細胞って、なんて恐ろしいやつなんでしょう!

この減少を防ぐために(詳細は省きますが)活性酸素を除去するのが重要と仮説を立て、実際に活性酸素を除去する薬剤を投与するとT細胞の免疫機能低下を防げたということです

この結果から、免疫チェックポイント阻害薬の効果に活性酸素が関わっている可能性があります

活性酸素を阻害する薬剤と言えばメトホルミンが有名です

メトホルミン以外では、ビタミンCや水素、レスベラトロールなどの抗酸化物質も活性酸素を低下させることが分かっています

抗酸化物質で、免疫チェックポイント阻害薬の効果が高まる可能性があるので、身体への害も少ないし、積極的に摂取し他方が良いと思います

そういえば、十全大補湯の抗酸化作用も、免疫チェックポイント阻害薬の効果を高める可能性があるという発表もありました

免疫チェックポイント阻害剤の抗腫瘍効果を高める漢方を用いた治療法の開発に向けて

濱元誠栄院長

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この記事を書いた人

1976年宮古島市生まれ。宮古島市立久松中学から鹿児島県のラ・サール高校に進学。鹿児島大学医学部を経て沖縄県立中部病院で研修医として勤務。杏林大学で外科の最先端医療を学んだのち再び沖縄県立中部病院、沖縄県立宮古病院、宮古徳洲会病院に外科医として勤務。2011年9月に上京しRDクリニックで再生医療に従事した後に、18年7月にがん遺伝子治療を専門とする銀座みやこクリニックを開院。

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