マイヤーズカクテル点滴

マイヤーズ・カクテル点滴は、慢性的に不足しがちである身体に必要不可欠なビタミンやミネラルなどの栄養素を点滴で取り込むことで、身体や精神の機能を整え、様々な疾患に対応することを目指して行います。

点滴にはビタミンB群、ビタミンC、マグネシウム、カルシウム、グルタチオンなどを入れます。

マイヤーズ・カクテルの歴史

米国メリーランド州のジョン・マイヤーズ医師は、マイヤーズ・カクテルと呼ばれる点滴を行うことで、風邪や喘息、慢性疲労などを治療することで有名でした。

1984年のマイヤーズ医師の死後、一度は途絶えてしまいましたが、2002年に米国ホリスティック医学会会長のアラン・ゲイビー医師によって再現され、現在では全米で統合医療クリニックの標準治療となっています。

効果が期待できる疾患

気管支喘息、偏頭痛発作、全身倦怠・疲労、慢性疲労症候群、線維筋痛症、 こむら返り、急性上気道炎、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、慢性蕁麻疹、甲状腺機能亢進症、心不全、狭心症、生理不順など。

考えられる副作用

もともと人間の体の中に存在する栄養素であるビタミンとミネラルの点滴療法のため、副作用はほとんどありません。

急速に投与するとマグネシウムあるいはカルシウムによって熱感を感じることがあります。

マグネシウムを静注する場合、マグネシウムが細胞内に取り込まれる時にカリウムも細胞内に取り込まれるため、稀に低カリウム血症を起こすことがあります。

カルシウムはジギタリス製剤使用中の場合に不整脈を誘発することがあるため、心疾患をお持ちのかたは事前にお知らせください。

マイヤーズカクテル点滴は、ビタミンB群、マグネシウム、カルシウム、グルタチオンなどの国内承認薬を院内製剤として調剤し、医師の責任において使用しています。

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