吐き気・嘔吐

抗がん剤の副作用で、最もイメージが悪く不安に感じるのが吐き気やおう吐だと思います。新しい吐き気止めの登場で、以前よりはコントロールできるようになったものの、相変わらず吐き気やおう吐で悩む患者さんは少なくありません。

吐き気・おう吐の症状は以下の3種類に分けられ、それぞれ使用される薬剤が異なります。

① 急性おう吐 治療開始後~24時間以内に起こる
イメンド、グラニセトロン、プリンペラン、ナウゼリンなどが用いられる

② 遅発性おう吐 治療開始後24時間くらいから起こり、最大1週間ほど続く
ステロイド(デキサメサゾン)が主に用いられる

③ 予期性おう吐 抗がん剤治療を想像しただけで吐き気を感じたり、おう吐したりする
抗不安薬や抗精神薬が用いられる

①は新薬の登場により、だいぶ症状が抑えられるようになりました。しかし、②③のコントロールは、西洋医学だけではまだまだ難しい状況です。特に③の予期性おう吐は、CBDオイルの抗不安作用に相性がよく、様々な研究で予防効果が報告されています。

当院では、抗がん剤治療による吐き気やおう吐を軽減する目的で、標準治療と併用もしく単独でCBDオイルを使用しており、多くの患者さんで吐き気の軽減が見られています。

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