早期膵臓がんを85%の精度で診断する最先端血液検査PAC-MANNとは?

濱元誠栄院長

こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。

血液検査で、膵臓がんを早期発見できるかも?という記事を見つけました。。

最先端血液検査PAC-MANN、早期膵臓がんを85%の精度で診断

膵臓が分泌する消化酵素プロテアーゼを測定することで、膵臓がんを調べるという方法のようです。

この検査は実際に350人の患者を対象とした研究で、初期段階から後期段階までの全てのステージにおいて、膵管腺がん患者73%のがんに対して反応を示した。さらにがんでない被験者に関しては、その98%をがんでないと判定することに成功した。

結構高い確率ですね!

現在、膵臓がん最良のバイオマーカーとされているCA19-9と組み合わせると、その精度はさらに向上し、ステージ1の膵管腺がんでは精度85%を、非患者の特定に関しては96%の精度を達成した。

腫瘍マーカーCA19‐9と合わせることで、感度が85%まで上昇するようです。

血液検査だけで高い確率で分かるのであれば、内視鏡やMRIも必要なく、簡便に調べることができます。

細かな機序は難しいので省略しますが、PAC-MANN(パックマン)の名前の由来は、Protease-ACtivated MAgnetic NaNosensor(プロテアーゼ活性化磁気ナノセンサー)を、アーケードゲームのパックマンになぞらえて付けたそうです(笑)

これから臨床試験が始めるようですが、ぜひとも実用化されて欲しいですね。

濱元誠栄院長

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この記事を書いた人

1976年宮古島市生まれ。宮古島市立久松中学から鹿児島県のラ・サール高校に進学。鹿児島大学医学部を経て沖縄県立中部病院で研修医として勤務。杏林大学で外科の最先端医療を学んだのち再び沖縄県立中部病院、沖縄県立宮古病院、宮古徳洲会病院に外科医として勤務。2011年9月に上京しRDクリニックで再生医療に従事した後に、18年7月にがん遺伝子治療を専門とする銀座みやこクリニックを開院。

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