婦人科がんで光免疫療法の治験開始(子宮頸がん、膣がん、外陰部がん、EGFR)
濱元誠栄院長
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。
これまで再発した頭頚部がんにのみ適応となっていた光免疫療法
(自由診療の光免疫療法は別物です)
*頭頚部がんの種類
- 口腔がん(舌がん、歯肉がん、口腔底がん、頬粘膜がん、口蓋がんなど)
- 咽頭がん(上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん)
- 喉頭がん(声門がん、声門上がん、声門下がんなど)
- 唾液腺がん(耳下腺がん、顎下腺がん、舌下腺がんなど)
- 甲状腺がん
- 鼻副鼻腔がん(鼻腔がん、上顎洞がん、篩骨洞がん、前頭洞がん、蝶形洞がんなど)
光免疫療法については過去ブログでも解説しています
その光免疫療法が、婦人科のがんで臨床試験が始まりました
婦人科系がんに対する光免疫療法の医師主導治験の開始について - 楽天メディカル - がん克服。生きる。
婦人科系がんに対する光免疫療法の初の臨床試験 AMEDによる助成対象課題に採択 北海道大学病院は、婦人科系がんに対する光免疫療法の医師主導治験(jRCT2011240034、以下「...
婦人科のがんの中でも、子宮頸がん、膣がん、外陰部がんというレーザー光を届けやすい場所のがんが対象となります
また、もう一つの条件として、EGFRが発現していることがあります
EGFR陽性の子宮頸がんは予後が悪いと言われていたので、光免疫療法という選択肢ができれば非常に朗報です
まだ募集が開始されたばかりなので、結果が出るのは数年後になると思いますが、良い結果が出るよう願っています
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