【褐色細胞腫】原因不明の頭痛や動悸、10か所目の病院でがんの告知受けうれし涙…

濱元誠栄院長

こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。

Yahoo!ニュースに、こんな記事がありました。

原因不明の頭痛や動悸、10か所目の病院でがんの告知受けうれし涙…「希少がん」と闘い発信する44歳

記事の方が罹患した褐色細胞腫は、稀な腫瘍で難病にも指定されています。

 ↓↓

https://www.nanbyou.or.jp/entry/713

褐色細胞腫は多彩な症状を示し、高血圧をはじめ、頭痛、動悸、発汗、不安感などの精神科疾患と間違われるような症状が見られることもあります。

また、糖尿病、脂質異常症、不整脈、心不全、頑固な便秘、腸閉塞(麻痺性イレウス)を併発することもあり、これらの疾患にとらわれていると、褐色細胞腫を見つけにくくなります。

症状や併発疾患のために発見が難しい腫瘍なので、記事でも

15年冬、仕事からの帰宅途中に突然息もできないほどの頭痛に襲われた。それ以降、頭痛や動悸、視野の欠損などの症状が時を選ばず出るようになり、一時的に仕事も辞めた。脳外科や循環器内科、婦人科などで多くの医師に診てもらったが、原因不明と言われ続けた。医師から『精神科に行った方が話が早い』と心ない言葉を投げかけられたこともあった。

様々な科を受診しても診断までに診断にいたらなかった様子が書かれています。

また、診断が付いた際の様子についても触れられていました。

将来への不安よりも、原因がわかったことへのうれしさで涙が止まらなかった。折田先生の『あなたが探し続けたから僕も見つけることができた。あなたが頑張ったからですよ』との言葉に、諦めなければ奇跡って起きるんだと実感した瞬間だった」

自分にしか分からない違和感や症状を医師に伝えるのは難しく、また、なかなか理解されないため、診断が遅れることは少なくありません。

自身が『絶対におかしい』と思ったら、医師の言葉を鵜吞みにせずに、いくつかの病院で診てもらうことが重要ですね。

こういった診断が難しい病気も、将来的にはAIが素早く診断するようになると思います。

濱元誠栄院長

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この記事を書いた人

1976年宮古島市生まれ。宮古島市立久松中学から鹿児島県のラ・サール高校に進学。鹿児島大学医学部を経て沖縄県立中部病院で研修医として勤務。杏林大学で外科の最先端医療を学んだのち再び沖縄県立中部病院、沖縄県立宮古病院、宮古徳洲会病院に外科医として勤務。2011年9月に上京しRDクリニックで再生医療に従事した後に、18年7月にがん遺伝子治療を専門とする銀座みやこクリニックを開院。

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