太極拳が肺がん治療の成功率を上げる!

こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。

こんな論文を見つけました。

Effectiveness of Aerobic Exercise and Tai Chi Interventions on Sleep Quality in Patients With Advanced Lung Cancer: A Randomized Clinical Trial

日本語訳すると、『進行性肺がん患者の睡眠の質に対する有酸素運動と太極拳の介入の有効性:ランダム化臨床試験』となります。

香港の病院で行われた臨床試験で

進行肺がん患者において、有酸素運動 と太極拳という強度が異なる 2 つの身体活動が、睡眠の質、精神的苦痛(不安、うつなど)、心肺機能、身体機能、生存率にどのような影響を与えるか

を調べています。

結果は、有酸素運動と太極拳ともに、対照群と比べて睡眠の質の向上、精神的苦痛の軽減、身体機能の向上が見られたそうです。

さらに、太極拳は対照群と比べ、有意差を持って生存確率が高かったです。

太極拳は、ゆっくりとした動きが特徴で、足腰を鍛えるだけかと思っていましたが、心の安定や呼吸機能、さらには生存率にまで影響するとは驚きです!

厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』によると

様々な効果が期待できそうです。

がんの生存率を比較したデータはほとんどなく、また今回の臨床試験も大規模なものではないので、確実なことは言えませんが、少なくともデメリットは無さそうです。

太極拳はオススメかも!

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この記事を書いた人

1976年宮古島市生まれ。宮古島市立久松中学から鹿児島県のラ・サール高校に進学。鹿児島大学医学部を経て沖縄県立中部病院で研修医として勤務。杏林大学で外科の最先端医療を学んだのち再び沖縄県立中部病院、沖縄県立宮古病院、宮古徳洲会病院に外科医として勤務。2011年9月に上京しRDクリニックで再生医療に従事した後に、18年7月にがん遺伝子治療を専門とする銀座みやこクリニックを開院。

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