
【祝・ノーベル賞受賞】制御性T細胞ががん治療を変える!


こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。
2025年10月6日、制御性T細胞を発見した坂口志文先生がノーベル生理学・医学賞を受賞しました!
日本人のノーベル生理学・医学賞受賞は、2018年の本庶佑先生以来、7年ぶり6人目の受賞となります。


制御性T細胞についてとがん治療への応用は過去ブログも参照に
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制御性T細胞は体の中で微妙なバランスを保っており、様々な要因で変動します。
当院では、制御性T細胞の割合を調べる検査があります。
免疫機能(FACS)検査 55,000円
血液を採取し、3-5日ほどで結果が出ます。
開業のストレスが強く弱っていて、大腸ポリープも多発していた時の私の免疫機能検査の結果はこんな感じでした。


制御性T細胞が上限ぎりぎりまで増えていて、免疫抑制状態だったんだな、、、と。
その後は回復して、関連あるかは分かりませんが、大腸ポリープもできなくなりました。
治療への応用は、下図を見ていただけると分かるのですが、制御性T細胞を増やせばアレルギーや自己免疫疾患の治療になり、減らせばがん治療になります。


制御性T細胞を除去する薬剤は、すでに血液のがん(白血病、リンパ腫)で使用されています。


ただ、先ほどの図にあるように、制御性T細胞をすべて除去してしまうと、自己免疫疾患などのリスクがあります。
この分野の開発が進めば、がん治療に革命が起きます、絶対!!
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