高濃度ビタミンC点滴

がんに対する補完代替医療として幅広く行われている治療法です。

ビタミンCは栄養素としての印象が強いですが、高濃度の場合にはがん細胞(特に、膵臓がん、悪性黒色腫、大腸がん、骨肉腫の培養細胞)を死滅させることが分かっています。

しかも正常細胞には悪い影響を及ぼしません。

副作用として血管痛、のどの渇き、吐き気や頭痛、眠気、低血糖(糖尿病患者の場合)などを起こすことがありますが、基本的には一時的なものです。

通常、抗がん作用を狙った高濃度ビタミンCの投与は、最低でも50g以上が必要です。患者さんの状態に合わせてビタミンCの量を調整します。

※50g以上を投与する場合には、事前に適応検査(G6PD検査)が必要となります

投与する頻度について

  • がん治療中の方 →  2~3回/週
  • がん治療後で再発を予防したい方 → 1~4回/月

高濃度ビタミンC点滴についてもっと詳しく知りたい方はこちらを参照に

点滴療法研究会による高濃度ビタミンC点滴によるがん治療の解説
https://www.iv-therapy.org/medical/info01

がん治療のための高濃度ビタミンC点滴について(PDF)
https://mariyaclinic.com/contents/mc/mc.pdf

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