自力でがんを治した話 標準治療をしないという選択

濱元誠栄院長

こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。

当院の患者さんで、標準治療である三大治療(手術・抗がん剤治療・放射線治療)を行わずに、自力で乳がんを治してしまった方が数名いらっしゃいます


その方々にほぼ共通していることは

・大きさが<2㎝
・がんの顔つきが良い(グレード1)
・増殖速度が遅い(Ki67<15)
・ホルモン陽性(HER2陰性)

つまり、早期かつ進行が遅いタイプのホルモン陽性乳がんであることです


皆さん、三大治療というか西洋医学的なことは一切行っておらず、民間療法や代替療法を行っています

その種類は様々で

・糖質制限(ケトン食)

・重曹内服(+点滴、注腸!)

・尿のアルカリ化

・よもぎ蒸し

・ビワの葉温シップ

・乳がん部位へのホッカイロ貼付

・ラドン浴

・瞑想

・気功

などなど

代替医療としては

・鍼灸

・ホメオパチー

・漢方薬

・サプリメント

などで

これらの何が効いたのかは不明です

あ、もう一つ全員に共通することは

三大療法は絶対に嫌

という強烈な拒否感

自分は治せる

という強烈な意思ですね

私はがん治療する際に思い込み力はあった方が良いと思っています

「自分に治せない訳がない」という強烈な思い込みまでは難しいですが、「何となく治る気がする」という感じで全然OKです

保険診療の先生は、「三大治療をしないと治らない/治る訳がない」「ステージ4の人は延命でしかない」と言います

それを刷り込まれてしまうと、思い込み力を持つのは結構難しいです

私も医学の常識が邪魔をして、開業したての頃は、

自力で治る訳ないじゃん!

って思ってました

でも、一度がんが消えたり、消えないまでも5年とか維持できている患者さんを目の当たりにすると、何が起こるか分からないなって思います

皆さんも、諦めずに思い込み力を鍛えてみませんか?

えっ、その4人の患者さんはどうしているかって?

全員最終的には標準治療をされています

まあ、民間療法ではコントロールできない状態になっちゃってますからね、、、

再発しているから当院に来られたのであって、自力で治っちゃっている人もいるんでしょうが、転移部位が暴れだすと自力ではちょっと難しいかもしれません

過去ブログも参照に

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この記事を書いた人

1976年宮古島市生まれ。宮古島市立久松中学から鹿児島県のラ・サール高校に進学。鹿児島大学医学部を経て沖縄県立中部病院で研修医として勤務。杏林大学で外科の最先端医療を学んだのち再び沖縄県立中部病院、沖縄県立宮古病院、宮古徳洲会病院に外科医として勤務。2011年9月に上京しRDクリニックで再生医療に従事した後に、18年7月にがん遺伝子治療を専門とする銀座みやこクリニックを開院。

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