パーキンソン病治療に希望の光が!

濱元誠栄院長

こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。

こんなニュースがメディアを賑わせていました。

iPS細胞でパーキンソン病改善、脳に移植し6人中4人…京大病院発表・年度内にも承認申請へ

京都大学医学部附属病院のニュースリリースも参考に

https://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/press/20250417.html

これまで薬で一時的に症状を抑えることしかできず、進行を止めることができなかったパーキンソン病に、奇跡とも呼べる治療が登場したというのです。

まず初めに、パーキンソン病について

<パーキンソン病の(運動)症状>

日本神経学会HPより

<パーキンソン病の症状経過>

日本定位・機能神経外科学会HPより

<パーキンソン病の原因>

パーキンソン病は、ドパミン(ドーパミン)と呼ばれる主に体の動きを調整する物質が減ってくることで上記のような症状が起きてきます。

ドパミンを産生する中脳の黒質が変性したり細胞が減少してくることで、ドパミンが減少します。

主な治療法は、ドパミン増やしたりドパミン類似成分を薬剤で補充する対症療法です。

その他の治療法はこちらのサイトに詳しく書かれています。

 ↓↓

https://parkinson-smile.net/treatment/index.html

さて、本題に戻ります。

iPS細胞はどんな細胞にもなれるという特徴があります。

その特徴を使ってドパミンを産生する細胞をiPS細胞から作り出し、脳に移植したところ、その細胞からドパミンが産生され、パーキンソン病が改善したというのが、今回の研究です。

iPS細胞で問題となるがん化などもみられなかったということで、長期的な安全性も問題なさそうです。

ただ、開頭して脳に針を刺すので、短期的な合併症のリスクはありますが、得られるベネフィットの方が大きい治療です。

早ければ2025年内に承認申請を行うということなので、実際に治療を受けられるようになる日も近いと思います!

それまで待てないという方で金銭的に余裕がある場合は、幹細胞治療にトライしてみてもよいと思います。

幹細胞治療は当院でも行っていますので、お問合せください。360万円くらいかかりますが、、、

濱元誠栄院長

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この記事を書いた人

1976年宮古島市生まれ。宮古島市立久松中学から鹿児島県のラ・サール高校に進学。鹿児島大学医学部を経て沖縄県立中部病院で研修医として勤務。杏林大学で外科の最先端医療を学んだのち再び沖縄県立中部病院、沖縄県立宮古病院、宮古徳洲会病院に外科医として勤務。2011年9月に上京しRDクリニックで再生医療に従事した後に、18年7月にがん遺伝子治療を専門とする銀座みやこクリニックを開院。

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