立ったまま座ったままでCT撮影!

濱元誠栄院長

こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。

こんなニュースがありました!

臥位・立位・座位の3体位に対応したCTが発売

実際の様子はこちら

 ↓↓

これまでのCTは横にならなければ撮影できず、撮影台に移動したり、人によっては痛みを我慢して臥位を取らなければならないなど、いろいろと大変でした。

このCT機だと、わざわざ臥位にならず立ったまま、もしくは車いすに乗ったままの状態でも撮影できます。

このCTのメリットとして、

①X 線検査のように立ったまま出入りして検査ができるので、検査の総時間が従来のCTより短くて済む。

②新型コロナウイルスなどの感染症患者において、寝台に寝る介助をする必要がないので技師などが感染するリスクが減る。

③立位で症状がでる患者や異常所見が明らかになる病態の診断に有用。

 ヘルニア・臓器脱のように腹圧がかかることにより明らかになる病態は、立位でより明らかになります。

④膝関節の異常などは、立位で荷重がかかることで異常を検出しやすくなる。

⑤骨盤底筋の緩みが分かる。

などがあります。

唯一のデメリットは、80列CTだということです。

”列”というのはあまり聞いたことがないと思いますが、最新の320列CTと80列CTでは撮影できる範囲や撮影時間、被ばく量などが異なります。

本当は320列での開発を目指していたようですが、まだ難しかったようです。

撮影範囲が狭いので、当面は抗がん剤の治療効果や心臓の冠動脈などの細かなものではなく、健康診断等の胸部CTや骨盤底筋やヘルニアなどの骨盤関連でスタートになりそうです。

でも、技術の進歩ってスゴイですね!

濱元誠栄院長

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この記事を書いた人

1976年宮古島市生まれ。宮古島市立久松中学から鹿児島県のラ・サール高校に進学。鹿児島大学医学部を経て沖縄県立中部病院で研修医として勤務。杏林大学で外科の最先端医療を学んだのち再び沖縄県立中部病院、沖縄県立宮古病院、宮古徳洲会病院に外科医として勤務。2011年9月に上京しRDクリニックで再生医療に従事した後に、18年7月にがん遺伝子治療を専門とする銀座みやこクリニックを開院。

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