【バルバーサ】尿管がん・膀胱がんに新薬が登場

濱元誠栄院長

こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。

尿路上皮がん(尿管がん・膀胱がん)に新しい分子標的薬が承認されました!

FGFR3阻害薬バルバーサ(一般名:エルダフィチニブ)

尿路上皮がんの15-20%で見られる、FGFR3遺伝子変異の治療薬です。

承認の元になった臨床試験

日本がん対策図鑑
【FGFR陽性尿路上皮がん:三次治療(OS)】「バルバーサ」vs「化学療法」 | 日本がん対策図鑑 FGFR遺伝子変異陽性転移性尿路上皮がんと診断され、抗PD-1抗体を含む1-2ライン加療後に進行した人が次の治療を考える場合、「FGFR阻害薬 エルダフィチニブ」治療を選択する...

日本人に絞ると、もっと差が出ています。

日本がん対策図鑑
【FGFR陽性尿路上皮がん(日本人):三次治療(OS)】「バルバーサ」vs「化学療法」 | 日本がん対策図鑑 日本人でもFGFR遺伝子変異陽性転移性尿路上皮がんと診断され、抗PD-1抗体を含む1-2ライン加療後に進行した人が次の治療を考える場合、「FGFR阻害薬 エルダフィチニブ」治療...

生存期間が2倍に延びています!

尿路上皮がんの治療は、この1年で大きく変わりました。

<一次治療>

2024年9月 キイトルーダ+パドセブ

2024年12月 オプジーボ+GC

<二次治療>

2024年12月 バルバーサ

近いうちに、ステージ4尿路上皮がんの治療法についてまとめてみたいと思います。

そういえば、昨年亡くなった尿管がんの患者さんがいて、亡くなる直前にパネル検査でFGFR3変異が分かり、その直後にバルバーサが承認されたと、お母様から連絡をいただきました。

もう少し承認が早ければ、、、悔しいです。

濱元誠栄院長

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この記事を書いた人

1976年宮古島市生まれ。宮古島市立久松中学から鹿児島県のラ・サール高校に進学。鹿児島大学医学部を経て沖縄県立中部病院で研修医として勤務。杏林大学で外科の最先端医療を学んだのち再び沖縄県立中部病院、沖縄県立宮古病院、宮古徳洲会病院に外科医として勤務。2011年9月に上京しRDクリニックで再生医療に従事した後に、18年7月にがん遺伝子治療を専門とする銀座みやこクリニックを開院。

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