
銀座みやこクリニック公式ブログ
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【ミラクリッド】放射線治療による口内炎を予防する薬剤
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 頭頚部がんの主な治療法は手術もしくは放射線治療です 放射線治療の場合は照射野に口腔内が入るので、口内炎(口腔内粘膜炎)などのトラブルが必発します それらを予防する方法は今のところなく、日ごろ... -
【ツカチニブ】HER2陽性乳がんに期待の新薬が承認申請!
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 2025年3月にHER2陽性乳がんで期待されている新薬ツカチニブが承認申請されました! ツカチニブは、アメリカでは2020年に承認されており、日本では約5年遅れでやっと申請されました、、、韓国では2023年... -
【PT0101】乳がん患者で抗がん剤治療への“耐性”を抑える新薬開発!
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 こんなニュースがありました https://www.med.osaka-u.ac.jp/archives/42863 進行した乳がんの治療では抗がん剤が使われますが、抗がん剤はいずれ耐性ができて効かなくなります。 乳がん細胞が抗がん剤... -
メトホルミンはがんに効くのか効かないのか?
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 以前、このブログでメトホルミンが効いたかもしれない症例を紹介しました https://gmcl.jp/metforminnivo/ ただ、がん種や研究によっては効かないという報告もあり、実際どうなのかは結論が出ていません... -
【イボネスシマブ】中国が開発したキイトルーダを超える驚きの新薬
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 今、中国はがん領域で様々な薬剤を開発しています 大腸がんでは、昨年中国で開発されたフリュザクラという抗がん剤が承認されました https://gmcl.jp/colorectalcancer2024/ 今度は、肺がん領域で常識破... -
【希望】進行がん、ステージ4でも治療を継続すれば5年生存率が上昇する!
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 こんなニュースがありました 進行がん、診断早期を乗り切るとその後の生存率上昇 初の「サバイバー5年生存率」 サバイバー5年生存率という言葉を初めて耳にしたという人もいると思います サバイバー5年... -
【テビムブラ】久しぶりに食道がんに新薬が登場!(2025年2月)
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 久しぶりに食道がんの新薬が登場しました 抗PD-1抗体薬テビムブラ https://gantaisaku.net/rationale-306_jpn/ 現在発売されている抗PD-1抗体薬には、オプジーボ、キイトルーダ、リブタヨがあります そ... -
【朗報】テブダック(チソツマブベドチン)-子宮頸がん期待の新薬が承認
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 子宮頸がんに新薬が承認されました! https://gantaisaku.net/innovatv301/ 以前アップした治療ガイドによると https://gmcl.jp/uterinecancer24-25/ 今はこのようなフローになっている治療が こう変わ... -
【2025年2月】EGFR陽性肺がんの一次治療が大きく変わる
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 これまでタグリッソが最強を誇っていたEGFR陽性肺がんの一次治療が、大きく変わりそうです You tubeで紹介した肺がん治療完全ガイドでは https://gmcl.jp/lungcancer25/ EGFR陽性肺がんの一次治療はこの... -
【2025年度版】肺がん治療全解説!治療や新薬、喫煙との関係とは?
【YouTube動画でご覧になりたい方はこちら】 https://youtu.be/1BNLUFrgsRQ?si=HSGHmd8_QozGUZpt こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 今回は肺がん治療完全ガイド2025というテーマでお話させていただきます(2024年11月1日現在の情報です)... -
抗酸化サプリメントが抗がん剤の効果を弱める?!
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 がん患者さんで抗酸化作用のあるサプリメントを内服しているケースが多々あります 抗酸化作用のあるサプリメントには ビタミンA(レチノール、βカロテンなど) ビタミンC ビタミンE リポ酸コエンザイムQ... -
【ビックリ!】胃カメラ検査で簡単に膵がんを診断する方法
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 こんな驚きのニュースがありました胃カメラ検査で膵がん診断、阪大 遺伝子変異を検出、早期発見期待(共同通信) - Yahoo!ニュース 大阪大学などのチームが、新たなすい臓がんの診断方法を開発したとい... -
【抗がん剤の副作用】手足のしびれ、皮膚の黒ずみ、爪の変形への対処法は?
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 乳がんで抗がん剤治療中の梅宮アンナさんが、このような副作用で苦労されていることを発信していました 乳がん闘病中の梅宮アンナ「皮膚は黒ずみ、爪も伸びない」抗がん剤治療の副作用に悩んで“身体のた... -
【驚きの症例報告】オプジーボ+糖尿病薬(メトホルミン)が膵臓がんに効く!?
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 日本からこんな症例報告がありました Durable Response to Nivolumab Combined With Metformin in Advanced Pancreatic Cancer: A Case Report With Seven Years of Follow-Up 日本語訳すると ”進行膵臓... -
【期待】世界初!被ばくしないカテーテル治療!
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 こんなニュースがありました。 被ばくから医師を守る 世界初!X線を使わない透視技術でがんや心疾患の手術進歩の可能性 名古屋 心筋梗塞や脳梗塞、肝臓がんなどで行われるカテーテル治療 素晴らしい治... -
膵臓がんの新しいゲノム医療(NRG1融合遺伝子)
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 NRG1融合遺伝子に異常が見られる膵臓がんで、新薬の治験が行われました 膵臓がんでこの奏効率はすごいです 膵臓がん治療のフローはこのようになっていますが、 3次治療のところにゼノクツズマブが加わる... -
【ビックリ】難病治療にへその緒が有効!?間葉系幹細胞(MSC)の可能性とは
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 こんなニュースがありました へその緒で難病を治療へ~国産で細胞医療実現、免疫療法への応用も~ 間葉系幹細胞(MSC)は、 ①さまざまな細胞に分化する ②炎症を起こしている部位や組織が傷ついた場所に... -
がん細胞は生き残りをかけて免疫系を乗っ取る
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 こんなニュースがありました がん細胞が自らの異常なミトコンドリアで免疫系を乗っ取り、生き残りをはかっている ミトコンドリアが免疫系を乗っ取るって、どういうこと?? って、思いましたが、こんな... -
【2025年版】BRAF陽性大腸がんの新治療法となるか
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 抗がん剤が効きにくく、予後が悪いとされているBRAF遺伝子変異のある大腸がん その治療法は過去ブログでも紹介しました https://gmcl.jp/colorectalcancer2024/ FOLFOX/FOLFIRIの一・二次化学療法終了後... -
【深刻な問題】抗がん剤の副作用による下痢にどう対応するか?
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。 抗がん剤の副作用の一つに、下痢があります ただ、すべての抗がん剤で起こる訳ではなく、特に起こりやすい抗がん剤というのがあります 沢井製薬の副作用のマネジメントに詳しく書かれています もっとも...