大腸がん治療にオプジーボが参戦!
濱元誠栄院長
こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。
先日のブログで、MSI-High/dMMR大腸がんに対して、キイトルーダ(ペンブロリズマブ)の一次治療が生存期間5年以上達成したことを紹介しました
しかし、それを上回るかもしれない臨床試験が報告されました
【MSI-H大腸がん:一次治療(PFS)】「オプジーボ+ヤーボイ」vs「化学療法」 | 日本がん対策図鑑
遠隔転移を有するMSI-H/dMMR大腸がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ+ヤーボイ」治療を選択することで、「化学療法」を選択した場合を上回る2年...
【MSI-H大腸がん:一次治療(PFS)】「オプジーボ+ヤーボイ」vs「化学療法」 | 日本がん対策図鑑
遠隔転移を有するMSI-H/dMMR大腸がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ+ヤーボイ」治療を選択することで、「化学療法」を選択した場合を上回る2年...
オプジーボ+ヤーボイの2年無増悪生存率が、なんと72%という結果でした
両者をグラフで比べてみると
キイトルーダの2年無増悪生存率 48%
オプジーボ+ヤーボイの2年無再発生存率 78%
グラフでも違いが明らかになっています
また、キイトルーダの場合は、KRASとBRAFの変異があると若干効果が落ちますが、オプジーボ+ヤーボイではKRAS/BRAF変異があっても効果が落ちないという特徴があります
今年2024年の9月に承認申請されたので、2025年には承認されそうです
MSI-High/dMMR大腸がんに対して、キイトルーダにするのかオプジーボ+ヤーボイにするのか 、悩ましくなりそうです
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