
【がん専門病院が諦めた】乳がん多発肝転移で奇跡の復活が見られた症例

濱元誠栄院長こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。
がん専門病院に匙を投げられた乳がんステージ4(多発肝転移、肺転移、骨転移)の患者さんで、奇跡的に回復している患者さんがいるので、ご紹介します。
YouTube動画もあります。
まず、患者さんの経過を簡単に
2005年にステージ2の乳がんと診断(ホルモン陽性、HER2陰性)
部分切除術+放射線治療をされています。
再発予防に、ホルモン療法としてタモキシフェン5年間内服、終了後フォローなし。
手術から19年後、タモキシフェン終了後14年経った2024年に再発が発覚。
再発時の診断は以下の通りで、
多発肝転移
多発肺転移
多発骨転移
アナストロゾール+ベージニオ開始。
肝機能障害の副作用でアナストロゾール+ベージニオ中止
抗がん剤を拒否されたため、他のホルモン療法に変更するも腫瘍増大
2026年1月からパクリタキセルに変更するが、副作用で1クールで中止
肝転移の増大が速く、腫瘍が肝臓の2/3以上を占めるようになったため、緩和ケアを勧められた。
という患者さんです。
緩和ケアを勧められた当時の肝臓MRI画像がこちら。

当時の血液データで肝機能はこんな感じです。
AST 170(基準値10-40)
ALT 31(基準値5-45)
LDH 551(基準値120-245)
γGTP 362(基準値<48)
がん専門病院をセカンド・オピニオンで受診したところ、
『こんな肝転移は見たことない。もう緩和しかない』
と言われたようです。。。
ショックを受けて、何かできることはないかと、当院に相談に来られました。
あの肝転移の割には比較的お元気だったので、内服の抗がん剤+αを勧めました。
来院日から、肝転移に対して温熱療法を開始。
当時の主治医は諦めモードだったので、転院し、保険診療でカペシタビン 2400mg/日で開始。
カペシタビン(3週投与1週休)+温熱療法(2回/週)を続けたところ、腫瘍マーカーが低下してきました。

肝保護剤である強力ネオミノファーゲンシーも注射を開始し、肝機能はほぼ正常に近づいてきました。

肝心の肝転移も徐々に縮小


*巨大な箇所だけを白線で囲っています。
カペシタビンがすごく効いた+温熱療法の相乗効果があったと思います。
(カペシタビン開始前に3回ほど温熱療法を行っただけで、触診で明らかに肝臓のしこりが縮小していたという経緯があります)
温熱療法は、毎回40分行っています。

初めは2回/週だったのが、今は状態が落ち着いていて、旅行されたりと忙しくなったので、1回/月程度しか来院されなくなりました。
主治医もがん専門病院も諦めていた症例ですが、
あの肝転移の割には肝機能障害が比較的軽く、全身状態が悪くなかったので
諦めずに治療を勧めて、このような結果になった良かったです。
*効果には個人差があります(←と言わないといけない)
そういえば、同じような乳がん多発肝転移で奇跡的に復活された症例は、過去にも、もう一例ありました。

その方も肝転移は似たような感じでしたし、同じくがん専門病院で緩和ケアを勧められていましたね。。。
杏雲堂病院の先生によると、この方、紹介から1年ちょっと経ちますがまだお元気だそうです!
画像を見て諦める医者がほとんどですが(特にがん専門病院)、もし、本人の全身状態が(画像に反して)悪くなく、かつ気力と体力があれば、簡単に諦めない方がよいと思うんですけどね!
あんまり言うと、エビデンス至上主義の保険診療の先生たちから叩かれるので、この辺で。。。
当院で行った自由診療の治療(カペシタビン処方は他院で保険診療)
①マイクロ波温熱療法40分 14,300円×10回
②肝臓保護注射(強ミノ40ml)3,300円×4回
<起こり得る有害事象>
マイクロ波温熱療法:皮膚のやけど、のぼせ、倦怠感、脱水など
強力ネオミノファーゲンシー注射:カリウム値低下、過敏症、蕁麻疹、アレルギーなど
<その他>
マイクロ波温熱療法機は保険承認されていない機器です。
強力ネオミノファーゲンシー注射は肝転移には保険適応外です。













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