【2025年2月】久しぶりに食道がんに新薬が登場!-テビムブラ

濱元誠栄院長

こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。

久しぶりに食道がんの新薬が登場しました

抗PD-1抗体薬テビムブラ

日本がん対策図鑑
【食道がん(日本人):一次治療(OS)】「テビムブラ+化学療法」vs「化学療法」 | 日本がん対策図鑑 切除不能、局所進行、再発または転移性食道扁平上皮がんと診断された日本人が初めての治療を考える場合、「化学療法」に「抗PD-1抗体 テビムブラ」の上乗せを選択すること...

現在発売されている抗PD-1抗体薬には、オプジーボ、キイトルーダ、リブタヨがあります

そのうち、オプジーボとキイトルーダはすでに食道がんの一次治療で承認されています(ヤーボイはオプジーボとの併用で承認)

食道がんで4番目の免疫チェックポイント阻害薬となったテビムブラですが、同時に二次治療でも承認されました☺

一次治療で免疫チェックポイント阻害薬未使用の場合、二次治療でテビムブラが単独で使えます

日本がん対策図鑑
【食道がん:二次治療(OS)】「テビムブラ」vs「化学療法」 | 日本がん対策図鑑 食道扁平上皮がんと診断され、一次治療として化学療法を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「抗PD-1抗体 チスレリズマブ」治療を選択することで、生存期間の延長...

ステージ4b食道がんの薬物療法は下記のようにバリエーションが増えました

とは言っても、食道がん薬物療法は、免疫チェックポイント阻害薬、シスプラチン(+5-FU)、タキサン系(パクリタキセル、ドセタキセル)の3剤の組み合わせで決まるので、そこまで複雑ではありません

ただ、新しく承認されたテビムブラ+シスプラチン+パクリタキセル療法は3剤を一次治療で使ってしまうので、二次治療はどうすれば良いのか、、、

濱元誠栄院長

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この記事を書いた人

1976年宮古島市生まれ。宮古島市立久松中学から鹿児島県のラ・サール高校に進学。鹿児島大学医学部を経て沖縄県立中部病院で研修医として勤務。杏林大学で外科の最先端医療を学んだのち再び沖縄県立中部病院、沖縄県立宮古病院、宮古徳洲会病院に外科医として勤務。2011年9月に上京しRDクリニックで再生医療に従事した後に、18年7月にがん遺伝子治療を専門とする銀座みやこクリニックを開院。

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