【完全保存版】超攻撃型4種免疫療法とは

濱元誠栄院長

こんにちは、銀座みやこクリニック院長の濱元です。

2026年6月8日より、当院では超攻撃型4種免疫療法を開始しました。

*正式名称は「活性化自己リンパ球療法(CIK療法)」と言います。

これまでは6種複合免疫療法のみを行っていましたが、今回の4種は患者さんにとってメリットが大きかったので導入しました。

まず、最大の利点は価格です。

免疫療法と言うと、基本が200万円以上する(中には400万円近くするのも)ので、断念していた患者さんは少なくありません。

細胞の種類が減った(総数は変わらない)のもありますが、何としてでも100万円を切りたかったので、クリニックの利益度外視で料金を下げました。

*ただし、クレジットカード不可の一括払いとなります。

2つ目の利点は、エビデンスです。

6種複合免疫療法も良い治療なのですが、いかんせん臨床研究が少ないというのがデメリットでした。

その点、4種免疫療法は中国や韓国での臨床試験ですが、しっかりとしたエビデンスがあります。(特に肝がんと脳腫瘍は第3相試験の結果も!)

3つ目の利点は、効果の出る速さです。

6種複合免疫療法は樹状細胞が抗原を認識して…など、免疫の教育工程があるのに対して、4種免疫療法は「即攻撃」型の治療法です。

比較した研究はないですが、6種複合免疫療法よりも早めに効果が見える可能性が高いです。

最後は、融通が利きやすいということです。

6種複合免疫療法は、毎回培養に3週間かかるのと、一度培養が始まってしまったらリスケするのが難しいです。

状態が悪い患者さんや抗がん剤がスキップしたりして予定が立ちにくい患者さん、投与のタイミングが合わないということがあります。

4種免疫療法は、初めに6回分の免疫細胞を作成し凍結しておくため、投与希望日の3日前に連絡するだけで構いません(初回のみ18日かかります)。

体調を見ながら、「よし行けそうだ」というタイミングで投与するというフレキシブルな対応が可能です。

1セット6回の投与ですが、最短で6回分を3週間で投与することが可能です。早く効果を出したい患者さんに向いていると考えています。

2つの違いをまとめました。

6種複合免疫療法4種免疫療法
治療の考え方多様な免疫細胞の役割を活かす攻撃細胞を重点的に強化
イメージオールスター軍団特殊精鋭部隊
主な細胞

キラーT細胞、NK細胞、NKT細胞、γδT細胞、樹状細胞、ヘルパーT細胞 (6種類)キラーT細胞、NK細胞、CIK細胞、γδT細胞 (4種類) 
目印(抗原)の活用
WT1やがん幹細胞ペプチド(抗原)を樹状細胞に認識させる目印(抗原)に頼らない攻撃が可能
効果の出方ゆっくり速い
エビデンス独自の判断(弱い)中国・韓国での臨床研究多数
投与回数6回1セット6回1セット
費用約194万円税込)点滴管理料99万円(税込)+点滴管理料
採血量180ml(30ml×6回)60ml
最短投与日
採血から22日後
1回目のみ採血から18日後、2回目以降は3日後
保管方法生の細胞なので不可凍結保管
副作用軽い(発熱など)軽い(発熱など)
向いている人


・余命半年以上
・自己免疫性疾患の既往がある
・抗がん剤投与が安定している
・余命半年以内
・標準治療が終了した
・遠方(or 外国)にお住まい
・抗がん剤投与が不安定

ちなみに、いずれの治療も、初診料22,000円、血液検査料22,000円が初診時にかかり、投与ごとに点滴管理料27,500円がかかります。*すべて税込み

6種複合免疫療法は培養室が熊本県にあるため、天気などの影響で輸送ができなかったり、投与当日に細胞が届かないというトラブルがあり、患者さんにご迷惑をおかけすることがありました。

今回導入した4種免疫療法は、東京都内に培養室があるため、輸送のトラブルはほぼありません。

4種免疫療法は、費用的なことだけでなく、標準治療が終了し、例えば余命3か月と宣告をされてしまった末期がんの患者さんや、膵臓がんなど進行が速いがんの患者さんに良い適応になるのかなと考えています。

濱元誠栄院長

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この記事を書いた人

1976年宮古島市生まれ。宮古島市立久松中学から鹿児島県のラ・サール高校に進学。鹿児島大学医学部を経て沖縄県立中部病院で研修医として勤務。杏林大学で外科の最先端医療を学んだのち再び沖縄県立中部病院、沖縄県立宮古病院、宮古徳洲会病院に外科医として勤務。2011年9月に上京しRDクリニックで再生医療に従事した後に、18年7月にがん遺伝子治療を専門とする銀座みやこクリニックを開院。

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